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よくある質問

よくある質問
当社に寄せられておりますご質問の中から、特に多いお問い合わせおよびその回答を掲載します。
下記内容以外にもご不明な点がございましたら、お問い合わせフォームもしくはお電話にてお気軽にお尋ねください。

TEL:072-229-0376/FAX:072-228-0665 
Q
ファインレジンの電気的特性は?
A
体積固有抵抗に特長があります。
体積固有抵抗は水分率や温度によって大きく影響を受けますが、ファインレジンは65%RH 20℃で10-12と通常のポリアミドより低い抵抗値を示します。
Q
ファインレジンの架橋触媒はどんなものがよいですか?
A
ファインレジンの架橋触媒は、いろいろありますが、当社ではPTS(パラトルエンスルホン酸)やクエン酸、乳酸などを推奨しています。
  • 使用例
    クエン酸なら樹脂固形分に対して3重量%、PTSなら1重量%を添加し、樹脂液に十分溶解混合させてください。
  • ご注意
    触媒添加後の樹脂液は、常温保管でも架橋反応が徐々に進みますので、使い切っていただくことをおすすめしています。
Q
架橋触媒の添加量はどれくらいでしょうか?
A
添加量はファインレジン(樹脂分)に対して1〜3%が目安です。
Q
架橋方法について教えてください。
A
触媒を加えて調整した溶液を、平滑なポリエチレンシート上に均一に流涎させ放置します。
被膜が形成されたのち、約70〜80℃の乾燥機で完全なフィルムにした後、ポリエチレンシートから剥離して、120〜130℃で5〜10分加熱処理します。
詳細は『製品カタログ』をご参照ください。
Q
ファインレジンの溶液安定性はどの程度ですか?
A
溶液の安定性は、樹脂濃度により異なります。
また、冬季(10℃以下)では、安定時間は短くなります。
塗料でいわれるポットライフ(可使時間)は、それを過ぎると塗膜性能が出なくなりますが、ファインレジンはゲル化するだけで、再加温することで再使用可能となります。
但し、触媒添加後のファインレジン溶液は、架橋が進んでいますので使用しないでください。
Q
架橋させたファインレジンのフィルムはアルコールに溶けますか?
A
完全に架橋したファインレジンのフィルムはアルコールには溶解しません。
Q
熱硬化性樹脂に可撓性を付与する改質をしたいと思いますが、均一なブレンドは可能ですか?    
A
ファインレジンは熱可塑性樹脂ですので、基本的には混ざりにくい、いや混ざらないといえます。
ロールやバンバリーで強制練り込みを行う方法も考えられますが、均一分散は困難と思います。
マトリックス分散状態でも効果を発揮している場合もあります。
但し、同一溶媒下で混合比や撹拌方法、温度条件を変えながらのご検討もお試しください。
Q
フィルムやシートで可塑剤や顔料、染料が移行して困っています。
A
ファインレジンは、フィルムやシートの材質により、密着性が出ない場合があります。
その場合、アンダーコートし、密着性を確保していただくことが先決となります。
その上でのファインレジンは、それら移行防止に効果を発揮いたします。
Q
ファインレジンの耐摩耗性はどうですか?
A
ファインレジンは原料ナイロンのアミド基の一部を置換していますので、柔らかいフィルムが得られるのが特長です。
従って、耐摩耗性能が要求される分野には向かないといえます。
但し、架橋させることにより、ブランクなフィルムより若干向上させることは可能です。
Q
ファインレジンは食品や医療また衣料分野の用途に使用できますか?
A
ファインレジンは反応時の原料として各種化学工業薬品を使用しています。
製造工程中、洗浄や濾過を繰り返し、極力それら残留物を除去していますが、ppmオーダーでの残留がありますので、それら分野の用途には避けていただくことが望ましいと考えます。
Q
ガラス繊維の断裁加工時に断裁面から繊維が飛散して困っています。
A
ガラス繊維に限らず、マット化、シート化した各種繊維を断裁するときに、断面がホツレたり、カット屑が飛散することで困られているお客様は数多くおられます。
ファインレジンの溶液を断裁する部分にコーティングし、熱風乾燥させた後、断裁してみてください。
Q
ファインレジンのサンプル要求はどのようにすればよいですか?
A
サンプルのご請求は、下欄『お問い合わせ』から、必要事項を入力して送信してください。
その際、差し支えない範囲でご用途、ご使用目的等をお知らせください。
なお、お蔭様で現在多くのお客様からサンプルのご要求をいただいています。
当社では、フレーク品および溶液品は一品種200gまでを無償でお送りいたします(送料については、ご負担をお願いします)。
また、ご検討の結果につきましてもお知らせくださいますよう宜しくお願い申し上げます。
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