株式会社 鉛市 | アルコール可溶性ナイロンのトップメーカー | 大阪府 | 堺市

A：ファインレジンの架橋触媒は、いろいろありますが、弊社ではPTS（パラトルエンスルホン酸）やクエン酸、乳酸などを推奨しています。

（使用例）クエン酸なら樹脂固形分に対して3重量％、PTSなら1重量％を添加し、樹脂液に十分溶解混合させて下さい。

（ご注意）触媒添加後の樹脂液は、常温保管でも架橋反応が徐々に進みますので、使い切って頂くことをおすすめしています。

A：添加量はファインレジン（樹脂分）に対して1〜3％が目安です。

A：触媒を加えて調整した溶液を、平滑なポリエチレンシート上に均一に流涎させ放置します。
被膜が形成されたのち、約70〜80℃の乾燥機で完全なフィルムにした後、ポリエチレンシートから剥離して、120〜130℃で5〜10分加熱処理します。
詳細は『製品カタログ』をご参照ください。

A：溶液の安定性は、樹脂濃度により異なります。
また、冬季（10℃以下）では、安定時間は短くなります。
塗料でいわれるポットライフ（可使時間）は、それを過ぎると塗膜性能がでなくなりますが、ファインレジンはゲル化するだけで、再加温することで再使用可能となります。
但し、触媒添加後のファインレジン溶液は、架橋が進んでいますので使用しないでください。

A：完全に架橋したファインレジンのフィルムはアルコールには溶解しません。

A：ファインレジンは熱可塑性樹脂ですので、基本的には混ざりにくい、いや混ざらないと言えます。
ロールやバンバリーで強制練り込みを行う方法も考えられますが、均一分散は困難と思います。
マトリックス分散状態でも効果を発揮している場合もあります。
但し、同一溶媒下で混合比や撹拌方法、温度条件を変えながらのご検討もお試しください。

A：ファインレジンは、フィルムやシートの材質により、密着性が出ない場合があります。
その場合、アンダーコートし、密着性を確保して頂くことが先決となります。
その上でのファインレジンは、それら移行防止に効果を発揮いたします。

A：ファインレジンは原料ナイロンのアミド基の一部を置換していますので、柔らかいフィルムが得られるのが特長です。
従って、耐摩耗性能が要求される分野には向かないと言えます。
但し、架橋させることにより、ブランクなフィルムより若干向上させることは可能です。

A：ファインレジンは反応時の原料として各種化学工業薬品を使用しています。
製造工程中、洗浄や濾過を繰り返し、極力それら残留物を除去していますが、ppmオーダーでの残留がありますので、それら分野の用途には避けて頂くことが望ましいと考えます。

A：ガラス繊維に限らず、マット化、シート化した各種繊維を断裁するときに、断面がホツレたり、カット屑が飛散することで困られているお客様は数多くおられます。
ファインレジンの溶液を断裁する部分にコーティングし、熱風乾燥させた後、断裁してみてください。

A：サンプルのご請求は、下欄『お問い合わせ』から、必要事項を入力して送信してください。

その際、差支えない範囲でご用途、ご使用目的等をお知らせください。

なお、お蔭様で現在多くのお客様からサンプルのご要求を頂いています。
弊社では、フレーク品および溶液品は一品種200gまでを無償でお送りいたします（送料についてご負担お願いいたします）。
また、ご検討の結果につきましてもお知らせ下さいますよう宜しくお願い申し上げます。